アシスタントナースの学校がどんな感じか知りたい!
実際私が通ってみてどうだったのか大暴露していきます。
アシスタントナース(AIN)は、看護師のサポートを行う役割で、正式な看護師資格を持つ必要はありませんが、一定の教育を受けることが求められます。
筆者は現在ワーホリ3年目
ワーホリ1年目に4ヶ月間シドニーにある有名なアシスタントナースの学校に通いました。
その学校は入学条件があり、IELTS4.5以上か入学試験に合格するというどちらかの条件をクリアしなければなりませんでした。
私はIELTSを受けたことがなかったので入学試験を受けてなんとか合格しましたが英語は初級レベルだったのでかなりギリギリの合格でした。
そんな英語初級レベルからアシスタントナースの学校に通いました。
授業は月曜から金曜まで一般英語、土曜は医療英語の授業でした。
この記事を読めばこんな悩みが解決!
- アシスタントナースの学校について知りたい
- 授業についていけるか不安
- どんな授業か知りたい
- 学校に行くことが決まったけど英語に自信がない
結論からお話すると4ヶ月通って英語力の伸びは感じませんでした。
医療英語の授業は内容に関しては看護師をしていたので理解できるが基礎の英語ができていないので授業中何を話しているのか、テストの問題では何を聞かれているのか理解できなくて大変でした。
実習は内容に関しては慣れている手技も多いので特に問題ありませんでしたがペアのアシスタントナースから「〇〇とってきて、〇〇やっておいて。〇〇さんのところで待ってて」と言われた時は大体1回で聞き取ることができないことが多く申し訳ない気持ちでした。
試験もないので資格は取れたものの英語力がなくてすぐに働き始めることはできませんでした。
一般英語の授業
授業の進め方
私の通っていた学校では月曜から金曜日までが一般英語の授業でした。
一般英語という名前でしたが基礎的な文法から学ぶという感じではなくて医療英語を学びながら病院や介護施設で使えるフレーズなどを学ぶという流れでした。
なので英語初級の私からすると文法も理解できていないので授業について行くことに精一杯でした。
テキスト問題や問題練習のプリントをやることになってもわからない単語も多く単語を調べることから始まるので時間もかかり、授業中に当てられることも多いのですがとても苦痛でした。
日本人しかいない
一般英語を受けている生徒は10人いましたが日本人だけでした。
みんなの英語のレベルは中級から上級者でした。その中でも留学経験のある人もいるのでクラス内での英語力の差が大きくペアで課題をこなして行く時は私も申し訳なさを感じていたし相手も物足りなさもあったと思います。
ただ困ったときに日本語で気軽に質問できることや慣れない海外生活で身近に日本人と話すことができることはとても安心でした。
癖の強い先生
一般英語の先生はベトナム人だったのですが英語のアクセントがかなり強く英語上級者の方でも何を言っているかわからないという状況でした。
また授業の進め方や教え方がわかりにくいという人が多く2ヶ月を過ぎた頃にはほとんどの生徒が学校に行かなくなりました。
正直いうと教科書通りに進めていくやり方で私にはあっていませんでした。プリントをひたすら解く時間もありもう少しアクティビティがあってもよかったのかなと思いました。
医療英語の授業
授業内容
医療英語の授業は週1回あります。この授業を受けているのは日本人、タイ人、ネパール人、中国人の方がいたので一般英語より英語環境で学習することができました。
授業内容は患者のケア方法(入浴・食事・着替えなど)、ベッドメイキング、移動のサポート方法などの基礎的なケア方法からバイタル測定・感染管理などの健康管理、緊急時の対応、倫理・安全などについて学びました。
内容自体は日本で看護師をしていたので理解することができましたがわからない単語はその都度調べてやっていました。
カリキュラム上、授業の進み具合がかなり早く初日の授業はみんなついて行くのに必死でした。わからすぎて不安で泣いている人もいました。私はわからなすぎて放心状態でした。笑
その後授業のスピードを先生に相談したら私たちに合わせてくれるようになりました。
実践
オーストラリアでの移乗介助は機械を使うので機械の使い方や注意点などを教えてもらいましたがそのほかの手技は日本とほぼ変わりないので特に困ることはありませんでした。
心肺蘇生法(CPR)も英語で学びなおしたり救急車の呼び方なども練習しました。
私は学校卒業後救急車を呼ばなければならない場面に2回遭遇したのでこの授業でしっかり学んでおいてよかったなと思いました。
実習
アシスタントナース(AIN)の教育課程に含まれる実習期間は、プログラムや学校によって異なりますが、一般的には80〜200時間程度の実習が要求されることが多いです。これはコース全体の期間にもよりますが、約2〜6週間程度に相当します。
私の場合約1ヶ月介護施設に実習に行きました。
実習はモーニングシフト6時半から14時45分、アフターヌーンシフト14時半から22時45分のどちらかになります。学校によって自分で選ぶことができます。
内容的にも楽なのはアフターヌーンシフトです。
場所
実習は病院、介護施設、地域医療センターなど、実際の医療現場で行われます。学生は、指導者や現場の看護師の監督のもとで実際に患者にケアを提供します。
学校によると思いますが実習場所は学校が用意してくれた候補がいくつかあるので自分で好きな場所を選ぶことができます。
通勤が楽ななるべく家から近い場所をおすすめします。
実習内容
実習では、教室で学んだ知識やスキルを活かして、患者の基本的なケア(食事補助、バイタルサインの測定、移動サポートなど)を実践します。また、感染対策や緊急時の対応も体験的に学ぶ機会があります。
基本アシスタントナースの方とペアになり2人1組で行動します。
1ヶ月実習に通いましたがペアになってくれた方は優しい方ばかりでした。
日本の実習ではいろいろ質問されたりすることが多いと思いますがそういうことはなく知っていることでも説明してくれることが多いです。
英語に自信がなかったのでペアのAINが言ったことを1回で聞き取ることができなかったりすることはありませんでしたが慣れている手技だったこともあり実習中は特に困ることはありませんでした。
記録
日本だととても大変な記録ですがアシスタントナースの記録はとても少ないです。
私の通っていた学校の場合は実技リスト(やった項目にチェックを入れる)、どんなケアをしたか箇条書き、ペアのAIN、RN(看護師)にサインをもらうことでした。
簡単なので実習の時間内に終わらすことができていました。
英語ができない私でも問題なく記録できました。
まとめ
一般英語と医療英語のコース受講しましがが英語力初級の私は授業についていくことに必死で正直英語力の伸びは感じませんでした。入学試験に合格し実習に行けば資格は取れますが授業についていきたい、英語力をしっかり上げたいという方は事前にある程度英語力を上げて受講することをおすすめします。
また、実際働いて思ったのは現地にもアシスタントナースの学校がたくさんあり費用も安いところも多いので自分で手配すればもっと学校の費用を抑えることができると思います。