実は2年間のオーストラリアの滞在で救急車を２回呼んだことがあります。今回はその時の詳細をお話ししていきます。
こんな人に読んで欲しい！
- オーストラリアワーホリ予定/ワーホリ中
- 救急車ってどうやって呼ぶかわからない
私はオーストラリアで２回実際に救急車を呼んだことがあります。
１回目は働いていた日本食レストランでお客さんが食事中に突然意識を失い倒れた時です。
２回目は自分の前を運転していた車が突然他の車線に飛び出し追突した時です。
オーストラリアでの救急車の呼び方
オーストラリアで緊急時に救急車を呼ぶ方法は、他の多くの国と同様に簡単です。オーストラリアでは、緊急時に一番重要な電話番号は “000” です。これはオーストラリアの緊急サービスのための番号で、警察、消防、救急車のすべてに対応しています。
救急車を呼ぶ手順
- 電話をかける
- オーストラリア国内から緊急時に救急車を呼ぶ場合、電話をかける番号は “000” です。この番号は、警察、消防、救急車を呼ぶために使用できます。
- オペレーターに繋がる 電話をかけると、オペレーターが応答します。オペレーターは英語で対応しますが、英語に不安がある場合、「I need an interpreter」（通訳が必要です）と言うと、通訳サービスを提供してくれることがあります。
- 自分の状況を伝える
- 救急車を呼ぶ場合は、冷静に以下の情報を伝えましょう。
- 場所：自分がいる場所（住所や近くの目印）
- 症状や状況：どんな緊急事態が起こっているか（怪我、病気など）
- 人数：助けが必要な人数
- その他の重要な情報：もしあれば、持病やアレルギーなどの情報も伝えると、救急隊員がより適切な処置を行いやすくなります。
- 指示に従う オペレーターからは、場合によっては応急処置のアドバイスが提供されることもあります。指示に従い、できるだけ冷静に対応しましょう。
救急車の到着を待つ間にできること
安全を確保する：自分や周囲の安全を確保してください。
応急処置を行う：もし知識があれば、必要に応じて応急処置を施すことが重要です。オペレーターから指示を受けることもできます。
必要な情報を準備する：医療スタッフが到着した際に役立つ情報（病歴、アレルギー、使用中の薬など）を整えておくとスムーズです。
非緊急時の連絡方法
もし緊急ではなく、非緊急の医療サービスが必要な場合、オーストラリアでは Health Direct というサービスを利用できます。電話番号は 1800 022 222 です。こちらは、緊急ではないけれども医療相談が必要な場合に、24時間対応の医療相談サービスを提供しています。
注意点
電話番号は「000」のみ オーストラリアでは、救急車やその他の緊急サービスに電話をかける際、常に “000” を使います。国際的な番号（例えば、112）は通じませんので、注意が必要です。
緊急でない場合に「000」を使わない 緊急でない場合に「000」を使うと、無駄なリソースが使われてしまうので、必ず緊急時にのみ使用してください。
バイト先で突然お客さんが倒れた話
日本食レストランで働いていたときに
オーストラリアに来て数週間くらいのときに起こりました。私はシドニーにある日本食レストランでキッチンとして働いていました。
突然、「バタン」と大きな音が聞こえ従業員の一人がお客さんが倒れているとキッチンにいる店長に報告に来ました。
お客さんが倒れてた
カウンター席に座っていたお客さんが地面に倒れて動けなくなっていました。
日本で看護師をしていた私はバイタルサインを確認。バイタルは安定していてなんとかお客さんは目を開けられてぼーっとしている状態。
持病がないか確認していると断食でずっと何も食べていなかったと一緒に来ていた彼氏が教えてくれました。
低血糖を疑いジュースを渡すと少しずつ顔色もよく話せるようになりました。
相談して救急車を呼ぶことに
お客さんと施設のセキュリティーの方と相談し救急車を呼ぶことにしました。
幸い救急車の呼び方を習った直後だったのでスムーズに電話することができました。
目の前で交通事故
前の車なんかおかしい
これは私がメルボルンに住んでいたときに起こりました。
オーストラリアのいろいろな都市に住んできましたが個人的にメルボルンは交通事故がよく発生しているイメージでした。
ある日、仕事が終わり運転して自宅に向かっていました。目の前に車がいたのですが明らかに蛇行運転。
しばらくその車と方向が同じで怖かったので距離をとって運転していました。
突然‥
信号が赤になり停止。前の車も停止したのですが突然ハンドルを右に切り右車線にいた車に衝突。
しかも結構な衝撃で大きな音と煙が一瞬にして広がりました。
事故を目の前で見たのは初めてでしたが停車した状態からの衝突だったので大丈夫だろうとそんな大事には思っていませんでしたが前の車の運転手は衝突後も車から出てくる気配はなく少しずつ心配になりました。
意識がない運転手
運転手になんの反応もなく周りの人も助ける気配もなし。
私の車が一番事故車と近い距離にいたので様子を見に行くことにしました。
運転席を開けると意識を失い頭から出血している運転手。
バイタルをすぐに確認しましたが脈は安定。
ですが呼吸もゆっくりでは問いかけにもなんの反応もない。
緊急で救急車が必要と判断し周りに救急車を呼ぶよう大きな声で叫びましたが誰も手伝おうとしない‥
事故された相手
私はこの方のそばにいて状態を確認した方がいいと判断。
結局、何も悪くない事故の相手が電話してくれることになりました。
状態を相手に伝え救急車を呼んでもらうことにしました。
明らかに様子がおかしい
運転手は相変わらず意識がなし。
しかしずっと声をかけ続けていると呻き声を上げるようになりました。
しかし会話は成り立たず意味のない言葉を発しているだけ。あまり状態はよくないと感じていたのでとりあえずウトウトと意識を今にも失いそうな女性に声掛けをし続けました。
頭から出血していたので自分も血まみれになりながら止血‥
看護師としてER・救命病棟・ICUに勤務していたので切迫した雰囲気など対応などは慣れてはいたものの久しぶりにこんな状況に一人で直面しとても不安でした。
全然来ない救急車
日本だと10分以内にはくるイメージの救急車ですがオーストラリアは全然来ないです。
都心で渋滞していたのも関係ありますが30分以上は待っていました。
その間も運転手は暴れたり唸り声をあげていたのでとても長い苦痛の時間に感じました。
やっと救急車が来て開放
救急車が来て女性はすぐに運ばれていきました。
その後はすぐに帰れれると思っていましたが警察に事情説明。
事情説明が終わるとやっと開放されました。
初めて目の前で初めて事故が起こりとてもびっくりしました。
この事故を見てから運転が少し怖くなり、車の保険に入っていない私でしたがこれをきっかけに
保険に加入することに決めました（笑）
まとめ
オーストラリアで救急車を呼ぶ機会はないといいですが緊急時のために『000』に電話するということをしっかり覚えておきましょう。
