【出稼ぎ留学のリアル】オーストラリアワーホリって仕事見つからない?英語初心者で渡航し貯金残高2万円になった

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オーストラリアワーホリへ行きたいけど仕事が見つからないってほんとかな‥英語も自信がないし不安‥

では今回はワーホリ3年目の私が現在のオーストラリアの仕事探し事情について共有していきます

少し前にオーストラリアワーホリは簡単に稼ぐことができると日本のテレビで放送され『出稼ぎ留学』という言葉が出てきました。私もYoutubeで報道されているのをみましたが「こんな稼げる人はほんの一部」と正直思いました。

そして今、オーストラリアへワーホリする方が増えどんどん仕事探し・家探しが困難になってきています。

私自身も2ヶ月前にオーストラリアの田舎からゴールドコーストへ引っ越してきて仕事探しをしました。

今回はオーストラリアから「現在の仕事探しについて」リアルな情報をお届けして行きます。

この記事を読めばこんなお悩みが解決

  • オーストラリアワーホリの出稼ぎ情報について知りたい
  • オーストラリアワーホリに興味がある
  • ワーホリに行くことが決まったけど仕事が見つかるか不安
  • 現地なリアルな仕事探しの情報が欲しい
  • 英語に自信がないけど仕事を見つけるコツが知りたい

結論からお話すると

2024年9月現在も仕事は見つかりにくい状況です。

実際、2ヶ月前に仕事探しを私も始めました。求人サイトから50件以上申し込みをして返事が来たのはたった2〜3件でした。同じ時期に仕事探しを始めた英語初級の友人も50件以上申し込みをして返事は1通も来ませんでした。

このことから現在のオーストラリアで仕事を見つけることは大変難しいと思います。

特に英語に自信がない方はもっと仕事探しは厳しい状況になっています。

そして仮に仕事をゲットしても最低賃金を下回っていたり年金の支払いなし、怪我をした時の補償がないなど違法な環境で働かざるを得なくなります。

仕事探しの現実

テレビで報道される前は仕事探しはそんなに大変ではなかった?!

私は2022年、コロナが明けてオーストラリアへ来ました。

その時は仕事探しは大変と言われていなかったので英語が話せない私でも職種は限られますが求人からメールで履歴書を送れば返信が来て面接に合格できたら普通に働くことができていました。

特に日本食レストランは応募すればほぼ働くことができる状況でした。

しかし、出稼ぎ留学がテレビで報道された後、一気に仕事の競争率が上がりました

実際私の友達も都市を変えるために引越した所仕事が見つからず日本に帰国することになってしまいました。

2024年9月現在の仕事探し事情

2024年7月から私はゴールドコーストで仕事探しを始めました。

有名な求人サイト(seek,Indeed)から50件以上応募してもほとんど返信は来ませんでした。

オーストラリアでの主な仕事の探し方の1つ、「お店に直接レジュメを持って行く」という方法では「今、仕事は募集していない」と言われてしまったりレジュメを受け取ってくれても連絡はこないということがほとんどでした。

私は仕事探しを始めたばかりの時、英語環境で働けるようにローカル(オーストラリア現地企業)での仕事しかは応募しませんでした。しかしほとんど返事がなかったので日本食レストランや日系のマッサージ店などの求人に募集してみました。

日本食レストラン・日系マッサージ店で働くことは簡単なのか

日本語の求人サイト『日豪プレス』から日本食レストランの求人が出ていたので早速応募しました。

ローカルの企業と比べるとかなり返信が早くその日のうちに「面接案内のメール」が届きました。

面接に行くとすでに10人以上の日本人が応募していてその中から数名選ばれると伝えられました。

面接担当者の方によると1件求人を乗せると10人以上が応募してくると聞きました。

このことから日本食レストランでさえ競争率が高く働くことが難しくなっています。

日本人が経営しているマッサージ店からも比較的早く「面接をしないか」と返信が来ました。

しかし数日後「経験者からの応募があって迷っている」と返事をもらいました。結局この面接は流れてしまいました。

仕事をゲットしても違法なお店でしか働けない

私の友達は英語力初級ですがゴールドコーストに引っ越してきてたった1日で仕事をゲットしました。しかも日本人もいない完全ローカルのお仕事です。

仕事内容は普通の運転免許証があれば運転できる「ドライバー」の仕事でした。

求人サイト「Gumtree」で仕事を見つけたようですが給料は1日$200とのことでした。

電話で軽い面接を行ったあと早速次の日から出勤でした。

ドライバーと求人サイトに説明があったものの実際は大手家具店の配送だったようです。家具はかなり大きく重いものばかりとかなりの肉体労働でした。また走行距離もとんでもなく拠点はゴールドコーストですが1日でサンシャインコーストからバイロンベイの田舎まで配送しているようです。

そして業務時間が長く早朝5時半から遅い時は19時まで働いていました。それでも時給1日$200とかなり劣悪な環境でした。またタックスジョブ(現金で給料が支払わられる)でした。

普通仕事が決まったら雇用先にタックスファイルナンバー(納税者番号)・スーパーアニュエーション(年金)などを伝えることが決まりですが「必要ない」と言われたようです。

また高級家具のみ扱っているドライバーなのに関わらず補償がなく万が一家具を気づつけたら弁償しなければならないようです。先日配送中家具が揺れて穴が空き$1000弁償していました‥。

このようにローカルの仕事をゲットしても最低賃金を多く下回る環境で働かなくてはなりません。

結局彼は英語ができず日本食レストランで働くよりは英語環境に入れるからということでこの仕事を継続していますが英語ができないと選択肢が狭まったり違法な場所で働くことになります。

オーストラリアで仕事を見つけるコツ

資格・経験がある仕事に応募する

オーストラリに2年住んでわかったことはオーストラリアでは学歴はそれほど重視されず資格や経験があると優遇されることです。

私は日本で看護師を5年間していました。ICU・ERに所属していたので急性期には少し自信がありました。

ゴールドコーストで仕事探しを始めた時、アシスタントナース(日本でいう介護士)の資格をオーストラリアで取得していたのでこの資格を使って介護施設か私立病院で働くこと決めました。

直接レジュメ(履歴書)配りをしたのですが「募集していない」と8割の病院・施設に言われてしまいましたが幸いなことに2件面接のチャンスをもらうことができました。

そのうちの1つで無事仕事をもらいましたがどちらの病院からも言われたことは『あなたには魅力的な経歴がある。特にER・ICUの経験があるから頼りになりそうね』と。

私は語学学校のレベルチェックを面接数日前に受け「初級レベル」と言われました。しかし、このことから

英語力が全てではなく経験・資格もとても重要な要素なのだとわかりました。

英語力を上げる

海外で働く上で英語は必須なのであたり前かもしれませんが現在のオーストラリアでは英語力中級レベルないと働くことは難しいです。

日本人が多くいる日本食レストランなどでは高い英語力は求められないかもしれませんがお客さんは英語を話す外国人ばかりです。自分が雇う側だとすると英語が全く話せないスタッフは必要ありません。雇う側からすると即戦力となる英語を話せる人が大前提だと思います。

英語に自信がないけどワーホリでオーストラリアに行きたいという方は少しでも英語力を上げてくるようにしてください。ワーホリでは最大4ヶ月語学学校に通うことができるのでこの制度を利用したりオーストラリアに来る前に他の国で語学留学する「2カ国留学」も英語力を上げる1つの手段です。

こんな偉そうなことを言ってますが私は英語力ほぼゼロで来てかなり後悔しました私の失敗談は後で紹介して行きます。

当たり前のことが意外とできていない人が多い

忙しい時間に履歴書を配りに行かない

履歴書を配りに行く際、ピークの忙しい時間に行くことは避けましょう。行列になっているのにその列に並んででも履歴書を配りに行くのはやめましょう。

私は介護施設・病院・レストランに履歴書を直接配りに行きましたが昼の時間帯は避けて午後の14時〜15時に配りに行くようにしました。お店の開店時間をあらかじめ調べて開店準備の時間と被らないようにしたり最低限の配慮が大切です。

元気よく挨拶、笑顔を忘れない

履歴書を配りに行く際当たり前のことかもしれませんが意外とできていない人が多いです。

仮に仕事を募集していたとしても何を話してるかわからないくらい小さい声で話しかけてくる人、挨拶ができない人を雇いたくないと思います。

レジュメ配りは私たち日本人からすると慣れていなしし英語で話す場合特に不安な気持ちになると思いますが鏡の前で練習したり暗い雰囲気にならないように気をつけましょう。

言葉遣いに注意

海外では日本でいう敬語という概念はありませんが「仕事を募集しているか尋ねるとき」、「挨拶をするとき」など友達と話すような感覚で話すのはビジネスの場ではNGです。オーストラリアではフレンドリーな人も多いですが仕事の場面では言葉遣いに気をつけるようにしましょう。

英語初級の私がゲットした方法

これらのことを行えば英語に自信がなくても仕事をゲットできる可能性が広がります。

英語ができなくてもチャンスはあるので本気で対策をして挑みましょう。

直接レジュメを配りに行った

直接レジュメ配りが一番反応が早いです。オンラインの求人から応募したものは返信が2週間後にきたり来ないこともよくあることです。なるべく早く仕事をもらい人は勇気を持ってレジュメを直接配りに行きましょう。

レジュメを配るときにプチアピール

レジュメを配りに行った際、忙しそうではなかったので日本での経験と自分の自信のある分野について簡潔に伝えました。その後軽い会話をしました。自分としての感触も良くて翌日すぐに面接の案内のメールが届きました。

面接の練習を徹底的にやった

英語に自信がないのでたくさん面接の練習をしました。予想される質問事項を箇条書きにして返答を書きまとめました。また求人サイトSEEKにも職種ごとに予想される質問などがあるのでそれを参考にして何度も見直しました。

鏡の前や友人の前でも練習して本番の面接を意識するなど面接対策を徹底してやりました。

面接時は無言の時間を作らない

予想外の質問が来るとかなり焦ります。特に英語に自信がないので予想外の質問が来るとなかなか言葉が出てきません。それでも私は何とか無言の時間を作らないように文法に自信がなくてもとにかく会話を続けることを意識しました。

2件面接をしてそのうち1つは不合格でした。その原因が完璧に答えようとしてしまいすぐに答えられず無言の考える時間があったからだと思います。普通のことですが面接に合格しなくても何がダメだったのか後で振り返ることも大切です。

礼儀・笑顔を忘れずに

緊張して顔が強張るかもしれませんが笑顔は大切です。私は面接官の方に面接が始まる前に「あなた笑顔が素敵ね?どこからそんな自然な笑顔が出てくるの」と褒めてもらいました。

このおかげでその後の雰囲気が穏やかになり面接の時の雰囲気もかなりよくなり自分の緊張もほぐれていきました。簡単で意外と難しいことかもしれませんが明るい印象を与えるので短い面接で印象が残すことができると思います。

英語に自信がなくても自信があるように話す

英語に自信がなくても自信満々で話すよう意識してみてください。

オーストラリアに2年住んで感じたことは自信がないように話していると相手に聞き取ってもらえる率が低くなることです。

自信たっぷりで話していると相手から聞き取ってもらえやすかったり穏やかな雰囲気になり自分自身もその後の会話を広げやすくなります。

自信がないと声も小さくなり暗い印象になるので自信を持ってハキハキ話しましょう。語学学校ではないので文法が多少間違っていても伝わればいいと思って強いメンタルで行くことが大切です。

英語初心者の私がたった3日で仕事をゲットした詳細はこちらを参照↓

貯金残高2万円になった話し

私はオーストラリアワーホリ1年目で100万円の資金を用意してきましたが貯金残高2万円になったことがあります。

悲劇はファーム中に起こった

2023年1月からセカンドビザのためにファームへ行きました。ファームは悪徳ファームが多いと言われているカブルチャーの近くの街へ行きました。そこではストロベリーファームの募集をしており連絡したらすぐに返事が来てすぐに引っ越しをしました。

実はこのファーム探しもかなり苦労していてファームが見つかりにくい時期・ワーホリの人が増えてきてなかなか見つかりにくいなどが重なりよくない状況でした。

さらに英語ができないとファーム探しでさえも難しく時給が高い所を探すことは困難でした。

何とか返事がすぐにもらえたところにいきましたがこれが悲劇の始まりでした。

聞いてた話と全然違う

実際ファームのアコモデーションへ行ってみると宿泊する所はかなり清潔感がありイメージしていたファームのシェアハウスとはかなり異なりとっても快適でした。

ですが待っても待っても仕事はありませんでした。ずっと連絡をとっていたコントラクター聞いてみると「去年雨が多かったから今年は遅れている。多分1週間後に始まる」と言われまた。結局1週間後も仕事が始まる雰囲気はなくそこで約1ヶ月待機していました。

その結果、収入がないまま高い家賃代を毎週払いつづき気づいたら貯金残高2万円になっていました。

残高2万円こうなった原因は自分

最終的にこのような結果になったのは自分が原因です。

「もっと早く違うファームを探せばよかった」「コントラクターを信じなければよかった」「自分でもっとファーム情報を調べればよかった」など思うことはたくさんありますが

英語がもっとできていれば悪徳ファームで働くこともなかっただろうしコミュニティを広げていれば情報を得られて仕事が見つかっていたかもしれないです。

最終的に‥

最終的にここの街でセカンドビザのためのペイスリップ(給料明細)を10枚ほど貯めることができましたが無駄な時間をかなり過ごしました。

よかったこともある

この出来事がきっかけでファーム以外で稼がなければならなくなりました。待っていても仕事がないので自分で行動することにしました。

英語に自信がなくて働けないと思っていたアシスタントナースでしたがこの資格を活かして派遣のアシスタントナースとして働くことに挑戦しました。面接対策を徹底的にして無事に面接に合格しこのおかげである程度お金を貯めることができて生活には困らなくなりました。

まだ英語を話すことに恐怖感が強かった私ですが追い込まれたらなんでもできるんだなと思いました。

まとめ

出稼ぎ留学と言われたり明るい部分だけが報道されてばかりですが実際稼ぐことができているのは一握りだと思います。仕事探しはもちろんタイミングもあると思いますが資格・経験・英語力がないとオーストラリアで仕事を見つけることは厳しい状況です。

テレビでいろいろな情報が放送されどの情報を信じたらいいのかわからないこともあるかもしれません。間違った情報に騙されないよう自分で信頼できるエージェントを見つけたりコミュニティを広げることも大事な方法の1つです。

一度っきりのワーホリが辛い思い出にならないようしっかり自分で対策をして行きましょう。

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