カブルチャーのいちごファーム求人ばかりみるけどやっぱり悪徳ファームなのかな?
今日は私のカブルチャーファームの体験談を紹介していきます。
おそらくこの記事を読んでいる方はセカンド・サードビザのためのファームジョブを探しているのだと思います。
現在、オーストラリアでは仕事探しが困難になっておりファームを探すのも一苦労ですよね。
私は早くファームジョブを終わらしてシティーに帰りたいと思っていたのでカブルチャーのファームを見つけた時かなり迷いましたが他にツテもなく行ってしまいました。
たくさん求人が出ていてすぐ働くことができるカブルチャーファームは「実際に稼げるのか?」「悪徳ファームでなのか」を紹介して行きたいと思います。
この記事を読めばこんな悩みが解決!
- オーストラリアワーホリでファームを検討している
- カブルチャーは悪徳ファームが多いのか
- ペイスリップは貯めることはできるのか
- 稼ぐことができるのか
結論からお話すると
カブルチャーはほとんどが悪徳ファームです。2つほど悪徳ファームではなかったと聞いたことがありますがFacebookで求人が常にのっていてレスポンスが早いものは悪徳ファームだと思っていいです。
何が悪徳かというと私の場合は「仕事がもらえず1ヶ月以上待機し家賃だけ払い続けさせられる」「稼ぐことができない」というものです。
結局4ヶ月ほど滞在しなんとか仕事はもらえましたが溜まったペイスリップは10枚程でした。
ほんとにお金と時間の無駄をしただけなので後悔しています。
カブルチャーのファームを検討している方はやめることをおすすめします。
カブルチャーはどこ
カブルチャーはオーストラリア・クイーンズランド州ブリスベンの約50km北にあり、サウス・イースト・クイーンズランド地域の地方統治区域のひとつであるモートン・ベイ市の一地域である。
カブルチャーからブリスベンまで車・電車で約1時間、カブルチャーからサンシャインコーストまで車で約1時間と交通の便がよく気軽に大都市に遊びに行くことだできます。
カブルチャー自体は田舎の街ですがショッピングセンターやレストラン・カフェなどもあり生活する上では困ることがないです。ファームといえば何もない僻地を想像しますが程よい田舎で場所的にはとても住みやすいエリアです。
バーペンガリーはどこ
私が住んでいたのはバーペンガリーというカブルチャーから2駅離れたところにあるアコモデーションに住んでいました。車がなくても徒歩10分程でWoolworthやColes、Kmart、Macdonald、HungryJacks、KFC、レストラン、カフェなど揃っておりかなり便利なエリアでした。
駅まで徒歩20分、車で10分ほどで大きなショッピングモール、タバコショップなどもあり生活には何不自由ありませんでした。
バーペンガリーには大きな住宅街がありその中にあるアコモデーションに住んでいましたが他にもファームで来ている方がたくさん住んでいました。
ファームを見つけた経緯
私はセカンドビザのためにFacebookでファームを探していたところ見つけたのがカブルチャー周辺のストロベリーファームの求人でした。
私は1月頃に引越したので「ストロベリーの苗植え」が始まる時期でした。
そこはアコモデーションと仕事を紹介してくれるとのことで返信も早くてアコモデーションも綺麗だったので早速引越ししました。
仕事をくれない
求人には「すぐ働ける」と書いてありましたが実際行ってみると「今年は雨の影響で遅れているからもう少し待たないといけない」「来週から始まると思う」などと言われました。
1週間後も結局仕事はなく毎週「明日から始まると思う」と言われ続け家賃だけ払わされどんどん貯金がなくなってしまいました。
調べているとカブルチャーにいった方は「家賃だけ吸い取られて結局仕事はもらえなかった」というパターンがかなり多かったです。
ファームは自然相手なので収穫の時期が遅れたりすることは理解できますが求人には「すぐ働くことができる」と大々的に載っており騙すような求人が多いです。
優良ファームで働けた
3週間後くらいに「いちごの苗植えは遅れていて今はできない。別の仕事を紹介する。」と言われライチファームで働くことになりました。
このライチファームは『Madec』というオーストラリアのファームを紹介してくれる派遣会社で時給制の仕事しか紹介してくれないので信用できるとこだったのでとても安心でした。
オーナーもオージーで従業員の中には地元のオージーも数人いたので普通の優良ファームでした。
ただ残念なのは月〜金曜日の早朝から昼頃には終わってしまう仕事だったので稼ぐことはできませんでした。そして1ヶ月でライチファームの仕事は終わってしまいました。
約1ヶ月半の待機期間
私がカブルチャーへ引越しして合計すると約1ヶ月半もの間仕事がありませんでした。もちろん収入はないので家賃を払い続け貯金はギリギリになりました。
私も含めシェアメイトの中にはファーム以外の仕事を始めている人もいました。
私は車があったのでブリスベンで派遣のアシスタントナースの仕事をしていました。車がない子は近所のお寿司屋さんで働いていました!
仕事はないのに人が増え続ける
そしてこの1ヶ月半仕事がないにも関わらずコントラクターは求人を載せ続けておりさらに私と同じような状況の方たちが増えていました。
合計15人くらいが求人を見て来ましたがファームの仕事はないのにシェアハウスは足りないという状況になっていました。
この求人を見て来た人は5割韓国人、日本人3割、台湾人1割という感じでした。
コントラクターは数人いましたがみんな韓国人でした。そしてカブルチャーファームは韓国人のコネクションがとても強いように感じました。
私はこのファーム生活で大好きだった韓国が嫌いになりかけました。。。でもワーホリで来ている子達はいい子ばかりでした。
ついに仕事が始まったが‥
1ヶ月半後ついに仕事が始まりました。しかし聞いていた話とは違い「ストロベリーの苗植え」から「ラズベリファームのメンテナンス」の仕事をすることになりました。
正直ストロベリーは大変と聞いていたので内心嬉しかったですがこのラズベリーファームのメンテナンスもかなりきつい仕事でした。
ラズベリー・ブラックベリーファーム
韓国人オーナーが経営しているかなり大きなラズベリーファームで働くことになりました。
私が住んでいるバーペンガリーから車で30分ほどの距離にありました。
仕事は月から金曜、朝6時半から15〜16時までありました。
かなり大きなファームで従業員もかなり多くてびっくりしました。
働いている人は出稼ぎできているトンガの方々、長く働いている方々、ワーホリの私達の3グループに分けられました。
仕事内容
私たち以外のグループはブラックベリーのピッキング・パッキングなどをしていました。
ワーホリの私たちの主な仕事内容は「メンテナンス」とのことで1日9時間ラズベリーの苗の雑草抜き、剪定をしていました。
そしてこの雑草抜きがとても大変でした。作業内容としてはとても簡単ですが体力的にとてもきつかったです。
ラズベリーの苗は長い列になって並んでいます。1人1列担当でただひたすら雑草を抜き続けるというものですが常にしゃがんだままの姿勢で作業するのでとても足が痛かったです。
パワハラみたいなスーパーバイザー
そしてこのきつい作業にさらに追い打ちをかけてくるのがスーパーバイザー(上司)でした。私たちのことを名前ではなく番号で呼び、仕事っぷりを常に監視していました。
少しでも休んだり友達とおしゃべりをするとすぐにクビにされてしまいます。
何ヶ月も待機して始まった仕事なのに初日で20人のうち5人がクビになってしまいました。
剪定の時はわざとでなくても茎を折ってしまったら即クビ、作業時間を測定され遅いと即クビなど精神的にも追い込んでくるので「いつクビになるか?」ドキドキしながら毎日仕事をしていました。
体調が悪くても休むことができない
スーパーバイザーだけではなくオーナーの韓国人もとても厳しかったです。
時々、私たちの仕事内容を確認してきます。少しでも間違ったことをしていると仕事が終わった後呼び出され「明日から来なくていい」と簡単にクビを宣告されます。
ある日体調が悪くて休んだ子も次の日出勤すると「あなたのポジションはない」と言われていました。私も持病の喘息が悪化して病院に行きたいと伝えたところ「あなたの心が弱いからだ」「病院に行っても何も変わらない」など適当なことを言われました。
私はこの一件で我慢できず仕事を辞めました。
20人いた私たちのチームもどんどんクビにされ最終的に残ったのは8人ほどでした。
結局‥
私は1ヶ月後半ラズベリーファームで働いたあとやめてしまい結局このコントラクターのもとでストロベリーファームで働くことはできませんでした。
というのもこの韓国人コントラクターもかなり無責任な人で仕事が始まらないことに対するみんなからのバッシングに耐えられず私たちに何も言わずコントラクターを勝手に辞めていたのでした。
私たちに何も教えてくれず勝手に仕事を辞めていたのでもしカブルチャーに残っていたとしても働くことはできていなかったのです。
稼ぐことはできたのか
このラズベリーファームは約1ヶ月半いました。最初の1ヶ月は月〜金曜まで毎日8時間は働くことができていたので週$700〜800安定して入って来ましたが正直生活はできるものの十分ではなかったです。お金を稼ぐためにきている人にとっては物足りないと思います。
しかし1ヶ月後は徐々に仕事がなくなり週3〜4日、選ばれた人しか働けないという状況で週$200〜400でいつ仕事がなくなるかわからない状況でした。
私はこのファームで私より長く滞在している日本人にあいました。彼女はストロベリーファームのピッキングの仕事を以前していたそうです。朝6時半から夜19時前まで、1日中イチゴを獲り続け週6日働いて週1500〜2000ドルぐらい稼いでいたようです。経験者はもっと稼いでいるようでしたが慣れるまではなかなか稼ぐことができないのが現実なようです。
また朝6時半から夜19時前まで、1日中イチゴを獲り続けるのは体力的にかなりきついことがわかります。
カブルチャーファームのメリット
- サンシャインコーストやブリスベンに気軽に行ける
- 僻地ではなく程よい田舎で過ごしやすい
- 大型ショッピングモール、カフェ、レストレラン、日本食レストランなどなんでも揃っている
- 住んでいる家によるが車がなくても生活できる
- Madecから紹介してもらえれば優良ファームの仕事をもらえることもある
- 音楽を聴きながら仕事ができる
- ペイスリップは貯めることができる
- 探せば1年中仕事がある(1月〜2月頃ライチ、3月〜9月いちご、9月〜12月ラズベリー・ブラックベリー)
- 健康的な生活が送れる(早寝早起き)
カブルチャーファームのデメリット
- 悪徳ファームが多い
- すぐに仕事が始まらない場合も多い
- アジア人しかいない(日本人、韓国人、台湾人など)
- 家賃で稼ごうとしているコントラクターが多い
- 経験者や優良ファームでないと稼ぐことができない
- 厳しいコントラクターが多い
- 体力的にもかなりキツイ
私は5つ以上のファームを経験してきましたがこのラズベリーメンテナンスの仕事が体力的にも精神的にもかなりきつかったです。
騙されないファームの探し方
主なウェブサイト
中古の物や家・仕事などなんでも探せて便利なFacebookですがファームを探すこともできます。
仕事探しのコミュニティに入ることで最新の求人情報を得ることができます。
私は以下のグループでファームを探しました!
- backpacker Jobs in Australia
- Famz オーストラリア最大の求人、ファームコミュニティ
Facebookは悪徳ファームも多いので随時募集しているファームなどは注意が必要です。
Hevest Trail
オーストラリア政府が運営する公式サイトです。
ファームの紹介のみでアコモデーションは自分で手配する必要があります。
ファームの紹介のみでアコモデーションは自分で手配する必要があります。
AGRI LABOUR
Agri Labour Australia は、農業業界に特化した派遣会社です。
時給ファームが多いので歩合制は心配という方は安定して稼げるので安心
友達の紹介で教えてもらったけど私ももっと早く知っておけばよかったです。
日豪プレス JAMS TV
日本語で書いてあっても詐欺が多いので個人的にあまりおすすめしないです。
大手ファーム
大手ファーム会社で有名なのか「Costa」
最低時給が補償がされているので歩合制のピッキングジョブで最低時給を下回った労働者には歩合分ではなく時給分お給料が支払われます。
なので初めてのファームの方やピッキングが向いていない方にはありがたいですよね。
知り合いからの紹介
知り合いからの紹介が一番安心できる方法です。
オーストラリアでは知り合いからの紹介を優先してくれることも多いです。
できるだけ交友関係を広げて情報を得ることも悪徳ファームで騙されないようにするために大事な要素です。
私はファームで知り合った人から優良ファームを教えてもらってサードビザを取ることができました。
まとめ
このカブルチャーファームは私の1年半のファーム生活の中でとてもきつい経験でした。時間とお金も無駄にしてしまいました。
私が感じたのは英語ができない人・情報弱者は騙されやすいということです。
私も英語ができず他に情報もなくセカンドビザのために行くしかないと思ってしまいました。
英語ができたらもっと情報があったら悪徳ファームで無駄なお金や時間を使うことはなかったのかなと思っています。
とはいえ日本人・台湾人・韓国人の友達もできて今でも交流があるのでよかった一面もあります。
正しい情報を見極めてファームを決めるようにしましょう。